四季一筆

徒然に。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

如月晦日、お花畑に春の嵐

基本的に「民主主義」というやつは上手くいかないものなんじゃないか、と最近思い始めている。かといって私自身、民主主義と言われているものを完全に理解しているわけでもないし、民主主義と言われているもの自体が完全に理解できるものなのかどうかもわか…

如月二十七日、裏目に出る

大手通販Aで注文を確定しようとしたら、クレジットカードの確認をしてくださいのような画面が出た。画面上部には A社と提携しているクレジットカードを新たに契約すれば幾らか報奨金のようなものがもらえますよ、のような文言。 そのときパソコンで購入手続…

如月二十六日、負け戦

ちょっと、物騒な話題。 このところの国会での裁量労働制の統計数字云々のことだが、これは内閣人事局に対する官僚側の謀反じゃないかな、と、皿を洗いながらラジオの国会中継を聞いて思った。 内閣人事局とは、ウィキによると「政治主導の行政運営を実現す…

如月二十五日、魔法瓶

息子の理科教材に「熱の伝わり方三種のうち、何が関係しているでしょう」のような問題が載っていた。 熱の伝わり方には、対流、伝導、放射の三種類があって、「対流」というのは火の上に手をかざすとモヤモヤとした熱い空気の流れが上に向かって昇っていくの…

如月二十四日、ずら・い

NHKのサイトで 信頼関係を築いてから面会し、断りずらい環境の中で勧誘する というのがあるのに夕方気づいて、なおすかなぁ? と思っていたんだけど23時過ぎ現在なおっていないので、ネタにすることにした。 正しくは「断りづらい」。MacOSの日本語入力でも…

如月二十三日、しゃんとする

どこかのメーカーが出荷前検査をしていなかったのに偽っていたとか、検査の資格がない人間が検査していたとか、品質を偽って売っていたとか、それも老舗といわれるような誰もが信頼していたであろう企業が。 今度は、労働時間についての調査がいい加減だった…

如月二十二日、カマキリの羽化

息子が持ち帰った塾の問題に、「カマキリの羽化は春夏秋冬のいつか」というのがあって、正解は夏なんだけど、「羽化」? と思ってしまった。カマキリは不完全変態なので羽化しないんじゃないの? と思った。あれ、でも羽ついてるよな。 うか(-くわ) 【羽化…

如月二十一日、銃社会

米国フロリダの銃乱射事件で、銃規制強化を求めるデモ、有名人が支援とかニュースがあった。こういうニュースでは、 ・銃擁護派=自衛のためには武装が必要だ。相手も武装しているから立ち向かうしかないじゃないか。 ・銃規制派=銃なんか持っているからぶ…

如月二十日、八掛けの世界人口

陰謀論めいているが、もし世界人口70億人が嘘だったとしたらどうなんだろうと思った。 統計数字なんてのは実に適当に発表されていて、そもそも正確な数字を確かめる術なんてなくて、国と地域が公式発表している人口統計の数字がいい加減なもので、政治的配慮…

如月十九日、僧兵を知る

風呂上がりの息子が「オレ、学校でも塾でも大人しい方だから」というので、内弁慶じゃんといったら「?」という顔をしているので、辞書を引けと言ったら、 うちべんけい【内弁慶】 家では威張っているが,外では意気地がないこと。また,その人。陰弁慶。炬…

如月十八日、春暁には遠く

孟浩然の享年と同い年になってしまったが、ともかく眠いのだ。座っているだけでいつの間にか目をつぶって眠り込みそうになる。春眠と言うには寒すぎる。そもそも春眠とは昼寝のことを詠っているわけではないし。 ◇ ◇ きのうに続いて夢の話。 夢の中で流れて…

如月十七日、文脈依存

眠っている間に見ている夢は、すべて総天然色だ。 人によっては白黒だったりするらしいが、私が目醒めたときに憶えている夢には、すべて色がついている。だが、極彩色ではない。結構、淡白な配色だ。 ◇ ◇ 夢の中では、現実世界ではあり得ない状況や場面転換…

如月十六日、影に驚く

ある日、台所で流しに向かっていると、視界の端が暗くなった。一瞬のことで、外の明るさを反映している食堂の壁に、外の影が通り過ぎたらしい。小型の飛行機かヘリかと思ったが、音はしなかった。 ◇ ◇ 冬になると太陽高度が低くなり、窓から陽光が射し込む。…

如月十五日、ゴクゴクと読む

宗田理氏の「ぼくら」を最新刊まで読み終えて、次は姉妹シリーズの「2年A組探偵局」シリーズを読んでいる。私ではなくて、息子のことなのだが、まるで、水をごくごく飲むように読んでいる。 早く次のお話が出ないかな、と新刊を気にしている。お話のネタは大…

如月十四日、洗濯機と軍用ヘリとヒバリ

部屋で仕事をしていると、部屋の外で遠いヘリの音がした。 ヘリコプターの飛ぶバタバタとかトクトクという音は、春の畑の上を飛ぶローターがふたつの軍用ヘリとか、小さな双発のプロペラの対潜哨戒機とかの、小学校一、二年生の頃の記憶に結びついている。 …

如月十三日、自助努力という呪い

自分のことは自分でとかの自助努力というものが一種の呪いのようにまとわりついて、他人に助けを求めることが出来ないのかもしれない、と思うことがある。 ◇ ◇ どういうわけか幼稚園の頃から部屋には「日本百科大事典」とかあって、枕元に並んだその箱の背表…

如月十二日、潜伏する野菜消費経済

先日、ラジオから流れていた話によると、野菜の高値がそれほどの騒ぎでもないのは、技術が進んで野菜を海外から輸入できること、そして日本人の野菜消費量が減っていることが理由だそうだ。十年前よりも二割も日本での野菜生産量は減っているとラジオでは言…

如月十一日、会社名で順列並び替え

「三菱東京UFJ銀行」が「三菱UFJ銀行」に名前が変わるというニュースを見た。前々から面白いなぁ、と思っていた。「三菱」「東京」「UFJ」を並べてつないで、まるで取ってつけたような、なげやりで、もうどうでもいいやという感じで。小学校4年生の算数だか…

如月十日、void();

如月十日、void(); きょうは一日、部屋の中にこもって過ごした。特に予定もない三連休の始まり。たまっている書類や雑誌の整理でもして過ごすかと思う。

如月九日、交換可能な自分

2009年イギリス映画「月に囚われた男」(サム・ロックウェル主演、ダンカン・ジョーンズ監督)を見たけど、もういい加減、色んなところで紹介されているから内容について書いても構わないだろうと。 ◇ ◇ 僻地での任務についている人工的な人格あるもの、たと…

如月八日、きれいな「男の娘」の意味

どこかの公立中学小学校が、外国の高級ブランド監修の高価な制服を発表したとかで、その件で財務大臣に国会で質問があったとかで、ほんと、そんな莫迦な質問に税金使うなよと思う。 私立中学の入試がそろそろ落ち着いてきて、先日の塾の受付が混んでいたのは…

如月七日、前置きという若さ

眠れないなら布団の中でじっとして考え事でもしてればいいものを。 早朝、ふだん起きるよりも一時間近くも早い時刻に目が醒めてしまって、再び寝付けないし、かといって起き出すには早すぎるから、と枕元の明かりを点して本を読みだしたら、隣で寝ていた家族…

如月六日、キャベツを買う

これまでキャベツが400円とか高値だったのが、きょうはスーパーで298円だったのでフラフラと、つい買ってしまった。今年になって初めてのキャベツ。葉が分厚く丈夫で、全体がギュッと締まっていて、巻きのあまい新キャベツなんぞの出番じゃないわい、オラオ…

如月五日、昔語り

小4の息子が、郵便番号がよくわからないという話から、郵便マーク(正しくは郵便記号)の「〒」は、その昔、郵便をお役所が配達していた頃の逓信省のテから来たんだとか(諸説あり)、電話も昔は電電公社という“お役所”がやっていんたんだよとか、JRとかJAL…

如月四日、立春

きょう以降に強い南風が吹けば春一番なのだが、天気予報はこれから寒くなると言っている。けれども、久しぶりに外気温10度だなんて、暖かさを感じる天気だった。ひと月半ぶりに髪を切った。 この頃は、週末の風呂場の排水口の掃除で拾い上げる抜けて流れた髪…

如月三日、弱虫の逆

息子と「弱虫の反対は何だろう」となって、結局そんな言葉を見つけられなかった。その後、息子は豆まきの豆を大方平らげて、晩ご飯のとき食べすぎたかも、お腹いたい、とか言っていたのも忘れ、「弱虫の反対」も忘れ、ケロッとした顔で本を読んでいた。 ◇ ◇ …

如月二日、雪ふたたび

目覚めて外を見ると粉雪が降り、駐輪場の地面が白くなっている。予報通りに降雪。確認のためにダウンジャケットを来て、外の道路まで行ってみると、アスファルトは黒々としていて大丈夫そう。 先日の雪の融け残りが朝の寒さで凍りついた上に、再びの雪なので…

如月一日、組み込みとしての依存症

息子と話をしていて、「中毒」とか「依存症」という話になった。あいつは勉強中毒だ――と基本的に勉強嫌いな息子が、自分の友達のことを指して言う。 「中毒」にはふたつの意味があって、ひとつは何か有害なものを体に取り込んでしまって、それで気分が悪くな…