四季一筆

徒然に。

如月十二日、潜伏する野菜消費経済

先日、ラジオから流れていた話によると、野菜の高値がそれほどの騒ぎでもないのは、技術が進んで野菜を海外から輸入できること、そして日本人の野菜消費量が減っていることが理由だそうだ。十年前よりも二割も日本での野菜生産量は減っているとラジオでは言っていた気がする。
 
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このまま日本人が野菜を食べなくなって、サプリとか野菜ジュースとかにばっかり頼るようになるか、それとも消費者による自衛としての家庭菜園の時代がやってくるか。“家庭菜園”とか“ベランダ菜園”とか“屋上菜園”が前提の不動産物件が増えたりして。
 
自前でといえば、太陽電池が高性能化して同時にパネルの価格も下がり、電力も各家庭で賄うのが当たり前になるかな。電気自動車の充電くらいは自前で何とかできるとか。
 
後継者不足で離農者が増え、ますます野菜が恒常的に不足して高値が普通になり、電力前提の生活がますます進展して、そうやって家庭での野菜生産と極小規模発電が当たり前の世界がやってくるか。
 
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発電に関しては既に売電云々で話題になっているけど、家庭菜園については殆どの人がまだ自分とは関係ないと思っているだろう。次の秋冬は、野菜の値段がもとにもどっているだろうと期待してるでしょ?
 
自分的には“家庭菜園株”を買っておけばいいのかな、と思う。だけど“家庭菜園株”て、何?