四季一筆

徒然に。

皐月九日、眠ろう

シャワーを浴びながら、最後にきちんと眠っていたのはいつだったんだろう、と思い始めた。
 
小学生の頃、就寝時間は午後8時で、土曜日だけは特別に『8時だョ!全員集合』を見てから9時に寝ていた。だから、当時は10時間近く毎晩眠っていたはずだ。
 
それが短くなり始めたのは、小学校3年生の3学期の塾通いの始まりが理由だった。それ以来、毎日満足できるだけ眠ることがなくなった気がする。
 
◇ ◇
 
中学高校は通学に時間がかかるし、思春期特有の深夜ラジオとか音楽とかにうつつを抜かして睡眠時間を削るから、慢性的な睡眠不足となる。学校の休み時間には、いつも机に突っ伏して眠っていた。
 
大学生になると、就寝時間と起床時間が不規則になり始める。もちろん、やりたいことが沢山あるので睡眠時間を削ることになる。小学校以来の「四当五落思想」が染みついているから、睡眠不足を一種の勲章のように思っていたのだろう。そのまま慢性的な睡眠不足となり、いまに至っている。
 
いま思えば実に愚かなことだ。
 
◇ ◇
 
息子の眠りは足りているだろうか。眠りは勉強や仕事より大切だ。
 
まずは眠ろう。