四季一筆

徒然に。

卯月十一日、ぼんやりさんの季節

先日、算数の筆算で補助数字を書かせないのは、文系官僚の陰謀だ(じょーだん、ですよ)と書いたけど、息子が筆算の繰り上がり、繰り下がりの瞬間にぼんやりしている理由について、あれこれ息子を観察しつつ考えている。
 
▼卯月八日、理系離れと筆算
http://d.hatena.ne.jp/kikai-taro/20180408
 
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第二次性徴が訪れると、ホルモンの影響で自律神経のバランスが崩れていらいらするとか集中できないとかぼんやりするとかあるらしい。いわゆる思春期というやつ。そういえば、5年生になったら学校で“性教育”というのが始まっているらしいけど、息子もその手のぼんやりさんが訪れているのかな。
 
男子の思春期から高校1年くらいまではその期間に該当するとすると、それって「アホ男子」てやつと重なるのか? もしかして。
 
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だとすると、微妙に性的成熟が遅れているとすれば、落ち着いて勉強できる可能性が高くなり、つまりは塾の成績も良くなり、中学受験での成功率も高まるのか? でも、それって、果たしてどういう具合にイイことなんだろうか。
 
いやいや、イイとかワルイとかではなくて、子どもそれぞれの成長の具合とか「伸び盛り」の時期を注意して見極めないといけない、てことか。
 
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もしかして遺伝的に時期を予測できるんだろうか。たとえば家族歴だとか、血液検査でわかるのだろうか。だとしたら、ぼんやりしているくせに落ち着きのない「アホ男子」真っ只中での無理な進学塾通いとかしないほうがいいのかな。
 
「あなたのお子さんは、11歳から14歳の間は落ち着きがなくなる確率が80%ですので、進学についてはその後に頑張ったほうがお得です」とかの診断業ができたりして。それが可能だとしたら、無駄な時間とカネとエネルギーとを費やすことも無くなり、親は安心して仕事ができるし、子どもも無用なストレスにさらされることも無くなりのびのびと健康的に過ごせて、つまりは日本の生産性向上に貢献できるんじゃないの?
 
まあ、塾が嫌がるだろうけどね。カネにならないから。