四季一筆

徒然に。

睦月二十日、大寒

旧暦だと今日ははまだ12月4日で、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りを行うまでに十日あるわけだけど、二十四節気では大寒で、天気予報は関東地方の平野部でも月曜に雪が降るかもしれないと言っている。しんしんと降る雪は、討ち入りの舞台にお似合いだ。旧暦では大寒は12月中だったらしいので、まさに寒気と雪とは、1886年=元禄15年のときと同じような感じなのかな。
 
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富士山の体積、どうやって量る?アイデアを募集 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180120-OYT1T50050.html
 
静岡の建設関連団体が、2月23日=「富士山の日」を締め切りに、富士山の体積の測り方を募集しているらしい。立体の体積とかを習ったばかりの小学校4、5年生あたりにやらせたら面白い回答が出てきそうだ。
 
大人になると模型を3Dプリンタで作って水に沈めるとか、測地衛星で測るとか、そもそもふもとが決まってなきゃダメじゃないかとか、クソ真面目で面白くもない答えが当たり前に出てきそうだけど、こういうのは真面目に答えてはいけない類の問なんだよな。
 
まるで、しっかりとした足場を下さったら地球を動かしてごらんに入れましょうと言ったアルキメデスの話のようだ。……ああ、そうか、水に沈めればいいのか。だが、その話は既に世界的に有名になっていて面白くない。現代のアルキメデスだと、どのように答えるだろうか。
 
いまは亡き小松左京だったら、どんな方法で測るだろうか。ちなみに、1400立法キロメートルが通り相場らしい。
 
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クラスの友達は、大概、大人になったら何になりたいとか、どんな仕事をしたいとか決まっているのに、オレ、まだ分かんないんだよなぁ……と小4の息子がボソッと言っていた。そうか。もう、そんなことを気にする年になったのか。年度末に、小学校で「2分の一成人式」というのをやるんだそうだ。
 
あと何年、子育てを楽しめるのかな。