四季一筆

徒然に。

正月十三日、センター入試一日目

なぜ地理の問題にムーミンがどこの出自かなんてのが出るのか不思議なんだが。いっそのこと「ムーミン谷はどこにあるでしょう」という問題にすればいいのに、とセンター入試から帰ってきたカミサンが言ってました。いや、受験生じゃなくて、監督側での参加なんだけど。それにしても、聞いた限りではひどい問題だね。
 
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時間のフィルタを通すと、どんな思い出も美しくなる――なんて、ウソウソ。五十を過ぎても、いまだに大学受験は嫌な思い出としてしか残っていない。入試の昼ご飯には決まって、駅の売店で買ったチキンライス弁当だった。唐揚げが入っていて。昼飯に何を食べようか、なんてあれこれ考えている精神的余裕なんてないから、チキンライス弁当と決めておいて、そういう変なところで認知コストを支払わないようにしていたんだろう。同じ服を何着も用意しておいて、毎日同じ見た目の格好をしている今現在にも、その考え方は続いているのかもしれないけど。
 
服とか食べ物とか、どうでもいい時には、どうでもいいのです。ムーミンなんて、どうでもいいじゃん。でも、そのどうでもいいことで、自分の人生がどうにかなっちゃうとしたら、どうでもよかないか。
 
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明日二日目は数学と理科、つまり理系のテストというわけか。珍問の出現性からすると、文系よりも期待できるのかな。

ともかく、受験生はよく眠って、よく休息すべし。