四季一筆

徒然に。

子どもだからと言って、換金しちゃいけないわけじゃないでしょ?

小学6年生が作った「すごい文房具図鑑」は書籍になってもすごかった 文具メーカー36社のコメント入り、修正テープ跡もあえてクッキリ - ねとらぼ

授業参観とか、各種行事に参加するとわかるけど、実は小学校て、カネ儲けのネタの宝庫なんだよ。それが放置されてるの。ほんとにモッタイナイ。ベルマークなんかよりずっと利益率高いと思う。

2016/03/29 17:09

この間の「昆虫が集まるコンビニを調べた中学生の自由研究」もそうだけど、子どもの自由研究や図工の作品というのは、大人の姑息な金儲けのタクラミなんて超越しちゃったところにあるので、どれもこれも素敵でいいな、と思うわけです。このことに気づいたのは、息子の小学校の「学習発表会」に出かけて行って、大部屋ひとつを使って「◯年生の図工作品」なんての展示しているのを見た時です。

とにかく素晴らしい。

でもって、マーケティングなんて仕事をやっていた所為か、「これ、何かできないかな」とか自動的に考えてしまうのです。だって、このまま展示して、学期や学年が終わるときにはそれぞれの生徒のウチに持ち帰られるわけで、その後はどうなるのかわからない。いじわるな見方をすると、さっさと捨てられてしまうかもしれない(私の両親がそのタイプでした)。

特に凄さを感じたのは図工作品でした。絵や立体物が、あるテーマに沿って作られ、ずらっとならんでいるわけです。ああ、これ、写真集にしたらいいじゃん、ね、ね、先生たちそんなこと考えないの? もったいないよー、と家人に思わず訴えてしまうくらいでした。図工作品は言語によらないので、これは外国の子どもたちとつながれるんじゃないか、なんて。

だったら、サクッと「はてなブログ」とか学校単位で立ち上げて、作品紹介サイトとして回したらいいじゃないか、とか。そして海外の小学校や中学校と作品の見せ合いっ子とかしたらどうかな。言葉によらない国際交流があっという間に実現できるじゃん、とか妄想は膨らむわけです。

面白いアイディアとか、たとえば絵画作品を立体物に作りなおしてマスコットとかフィギュアにしたら面白いんじゃないかとか、遊び好きな大人たちが手伝えば、色んな可能性が、そして“金儲け”だって実現するんじゃないか、と思うわけです。ベルマークとかをちまちま集めて、数え上げて、なんてことよりもずっとオカネになると思うわけです。

あー、でも、学校の先生達って、忙しいんですよね。市区町村、都道府県、国政レベルで色んな宿題が卸されてきて、その報告書を書かねばならないとか、何かハナシ訊いてると可哀想になるくらい。……だったら、私たち PTAとか、地域の「おやじの会」のようなオトナ達が一肌脱いで、腕まくりする出番かもしれないですね。プロボノの出番かもしれないですよ。

使用済みの制服や衣類を売るとか、あられもない姿を見せ合いっこするなんてことよりも、ずっとイイ状態だと思うのです。一所懸命に作って仕上げた自分の作品が広く世界に紹介される。そして、色んな人から色んな評価や意見、そして応援をもらうことができる。うん、ボクって、アタシって、まんざらでもないじゃん。うちの子って、実はイケてるじゃん。そうやって子どもも大人も自分を自身で見直せるかもしれない。

ともかく、子どもたちの創りだすもの、お喋りすることにもっと気を向けましょう、てことです。地域の企業や団体にとって、小学校や中学校の活動は狙い目だと思いますよ。