四季一筆

徒然に。

2018-03-07から1日間の記事一覧

弥生七日、沈丁花

図書館に出かけた先で自転車を降りると、沈丁花の香りがした。足下で花盛りだった。 ◇ ◇ 二十年以上昔、この町にやってきたとき、最寄り駅から自宅までの道が複雑で弱った。一軒家が密集している古い住宅街で消防車が曲がれそうもない辻を、あみだくじを折り…